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【弁護士が解説】弁護士の探し方1(紹介編)

 今回は、【弁護士が解説】弁護士の探し方1(紹介編)と題し、一般の方が「弁護士に相談したい!」と思ったときに、弁護士を探す方法について解説したいと思います。

 一般の方が弁護士を探すには、大きく分けると以下の3つの方法があります。

  • 1 知人から紹介をうける
  • 2 弁護士会の法律相談を利用する
  • 3 インターネットで探す

 今回は、1「知人から紹介を受ける」方法を解説したいと思います(2と3については別記事で解説します)。

 弁護士を探したいと思っても、知り合いに弁護士がいるという人は少ないと思います。そういうときは、知人からツテをたどるという方法が有効です。

 例えば、企業経営者。企業には顧問弁護士がいる場合がありますし、顧問弁護士がいなくても、付き合いの広さから、知り合いに弁護士がいる経営者は多いと思います。

 また、税理士、司法書士などの士業の方も、仕事柄、弁護士と絡む機会が多く、知り合いに弁護士がいる確率は高いと思います。

〇知人から弁護士の紹介を受けることのメリット

1 「この弁護士なら紹介しても大丈夫だろう」という知人のフィルターを通した上で、弁護士の紹介を受けることができます。つまり、変な弁護士にあたる可能性は低くなります。

2 その弁護士の年齢、性別、経歴、得意分野等を予め知人から聞いた上で相談に臨むことができます。例えば離婚相談をしたい女性が、相談するのは女性弁護士が良いと思っていたのに男性弁護士にあたってしまうなど、根本的なミスマッチを防ぐことができます。

3 万が一、弁護士との間で何らかの行き違いなどが生じたとしても、紹介者である知人がとりなしてくれる可能性があります。

〇知人から弁護士の紹介を受けることのデメリット

1 相談時または依頼した後、もし「この弁護士には依頼したくない(解任したい)」と感じても、知人の手前、言いたいことが言えないことがあるかもしれません(もちろん、相談者には、依頼するかどうか、弁護士を解任するかどうかの自由がありますので、本当は気にする必要はないのですが)。

〇小括

 一昔前は、紹介者のいない相談はきかないという弁護士も一定数いたようですが、2020年現在においては、ホームページで相談を受け付けている法律事務所も多く、紹介者のいない相談にも対応している弁護士が大部分だと思います。

 もし、弁護士の知り合いがいない場合でも、弁護士に相談する方法はありますのでご安心下さい。

 「弁護士会の法律相談を利用する」、「インターネットで探す」という方法については別記事で解説します。