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【弁護士が解説】弁護士の探し方2(弁護士会編)

 今回は、【弁護士が解説】弁護士の探し方2(弁護士会編)と題し、一般の方が「弁護士に相談したい!」と思ったときに弁護士を探す方法について解説したいと思います。

 「知人から紹介を受ける」という方法については、前回記事をご覧下さい。

 そもそも弁護士を知っていそうな知人がおらず紹介を受けることができないという場合、お住いの地域の弁護士会を利用する方法があります。

 弁護士会は各都道府県にあり、例えば大阪府なら大阪弁護士会の建物が大阪地方裁判所の近くにあります。

 各弁護士会では法律相談事業をやっていて、有料一般相談(1枠30分で税込5500円)を原則としつつ、専門相談(交通事故、労働事件等)、無料相談(一定の分野を無料にしていることもあれば、収入要件により法テラスが利用できる場合もあります)など、幅広いメニューが用意されています。

 詳細は、お近くの弁護士会にお問い合わせ下さい。

〇弁護士会の法律相談を利用する場合のメリット

1 個別の法律事務所に連絡してアポイントを取らなくても、弁護士の相談がすぐに受けられます(予約しても数日待ち、ということは基本的にないと思います)。

2 弁護士会によっては、専門相談(交通事故、労働事件、借金問題等)、無料相談(特定分野に限られていることが多い)、土日相談(場所は弁護士会館とは限らない)などの多様なメニューが用意されていることがあります。

〇弁護士会の法律相談を利用する場合のデメリット

1 弁護士の指名はできず、ランダムに割り当てられることはデメリットに挙げられると思います。年齢、性別、専門性などで必ずしもマッチングがうまくいかないことがあります。

〇小括

 弁護士会の法律相談では、どんな弁護士が担当になるかそのときにならないと分からないので不安を感じられる方も多いかと思います。

 納得のいく説明を受けられなかった場合などは、別の弁護士にセカンドオピニオンを聞いてみるのも一つの手段です。

 ただし、無料相談の利用回数には制限がある場合がありますのでお気を付け下さい(法テラスを利用する場合、無料になるのは同一案件につき3回までです)。

 「インターネットで探す」という方法については、次回記事で解説します。